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株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役 久田 敦史

夢の実現に向け、起業家を支援する”

 千代田区の結節点である九段下駅から徒歩1分。九段下交差点の角にあるビルの5階にナレッジソサエティのオフィスがある。エレベーターを降りると、清潔なオフィス空間が拡がる。そこでは、日々、さまざまな夢を追う人々の活動が展開されている。

 今回は、インキュベーション施設経営の株式会社ナレッジソサエティ代表取締役の久田敦史氏にインタビューをさせていただきました。

【スタートアップ支援からスモールビジネス支援に!】

 ナレッジソサエティは、平成22年(2010年)4月に設立されました。現在、シェアオフィス、バーチャルオフィスを中心に事業展開しています。
 インキュベーション施設は、スタートアップを支援する形態とスモールビジネスを支援する形態がありますが、ナレッジソサエティでは、創業当初、主にスタートアップ企業を支援する形態でスタートしました。
 そうした中、夢を実現するために起業された方々がビジネスを成長させ、必ず成功してもらいたいとの久田社長の想いから、長期的に手厚く支援するスモールビジネス支援の形態にシフトしました。現在は固定席5つのみで、シェアオフィスが100社、バーチャルオフィスが約1,900社入居しています。
 施設内のバックヤードを手厚くし、入居者のコスト軽減や、負担軽減を図る取り組みも行っています。

【外部に発信するところにフォーカス】

 わざわざ都心に出勤してきて働くことはありません。まして、新型コロナウイルスの感染拡大を経験した現在、働き方にも大きな変化が生じると考え、外部発信ができる拠点としてフォーカスすることを進めています。
 施設の一部をセミナー等で利用できるスペースとするとともに、外部発信ができる拠点として、撮影機材等を用意し、誰もが簡単に動画撮影し発信できる場の提供も行っています。

【週休4日制をセレクションする】

 夢を実現させたい人のために、働きながら自身の夢を現実のものにする働き方として、週休4日制を導入しました。これは、1か月単位の変形労働時間制として、1日の労働時間を13時間し、3日働き4日休むというもので、スポーツとの両立を図りたい人や士業をめざす人、起業をめざす人などが、生活をしながら時間を有効に活用し、夢の実現をめざす働き方です。同時に、中小企業は給与等、待遇面では大企業にかないません。「週休4日制」という制度で有意な人材をセレクションする制度でもあります。現在のナンバー2は、週休4日制の下で採用されました。

【バーチャルオフィスの将来展望】

 バーチャルオフィスは首都圏では認知が進んでいるものの、誰しもが知っているサービスとまではいっていません。そうした中でも、起業家や夢を実現したい人たちの支援を手厚く行いながら、日本の経済、社会を担う人材、起業の輩出をめざしています。

◆株式会社ナレッジソサエティ https://www.k-society.com/