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株式会社ロケーションバリュー 代表取締役 砂川 大(すながわ まさる)氏

“ケータイの位置情報”活用で
細切れ労働力と仕事を見事にマッチングlegwork_noimage

今、あなたはどこにいてこの記事を読んでいるでしょうか?

会社?家?喫茶店?電車?それとも他人には言えない場所(笑)?

現在皆さんはいろんなところにいるわけですが、この“今どこにいるか”という“位置情報”が持つ価値に気づき、世の中に役立つサービスとして提供している会社が本日おじゃました(株)ロケーションバリューです。そのサービスとは、「おてつだいネットワークス」です。

 (株)ロケーションバリューの創業者であり、ドリームゲートアワード2007の日本の次世代を創る若手企業家30名にもノミネートされて今や日本の若手経営者のリーダーの一人でもある砂川大社長にお話をお伺いしました。会社は財団法人まちみらい千代田のすぐ近くにあり、自転車でひとっ走り。インタビューのスタートです。

 人手不足という大問題

 現在の日本において、“ウチは人手は十分に足りていますよ”という企業は非常に少ないと思います。逆に仕事や事業のチャンスはあるけれど、人手不足で進めようにも進められないという会社が非常に多いのではないでしょうか?

 特に、レストランやコンビニエンスストアといったサービス業はアルバイトがいるという前提で事業が組まれているため、人手不足は深刻な課題です。私の周りでも、新店舗のオープンに合わせて人を採用しようと計画していましたが、集まらなくてオープンが遅れているという話も聞きました。また、アルバイトが昨日急に辞めてしまい、夕方5時からのお店の開店にスタッフが足りない!どうしよう!とあせっている店長さんもいます。

 “人手不足”というテーマは日本全体を覆う深刻な課題なのです。

① 人手不足はしばらくガマンしていれば解消するか?
  →我慢しても解消しません。なんといっても日本は少子高齢化のトップランナーです。移民や外国人労働者の雇用もなかなか実現しそうにはありません。
② 時給を上げれば集まるか?
  →残念でした。時給を上げても人は集まりませんよと砂川社長。最新の調査によれば、働きたい時に、働きたい場所で仕事したいというのが、現在の若者の主流です。時給の高い低いはその次の条件なのです。
③ 募集広告を出してはどうか?
  →広告費用がけっこう高くて頭が痛いし、広告を出したからといって必ず応募があるとは限らない。広告会社を問い詰めても“他の会社は来てるんですけどねえ”なんて言われて、悔しい思いをした方も多いはず。

そこで「おてつだいネットワークス」の登場

 慢性的な人手不足状態が続くであろうこの国において、いやマダマダ労働力はありますよというのが、「おてつだいネットワークス」の砂川社長です。

 社員にはいろんな種類があります。固定的な順番からいうと、
 ・フルタイム社員
 ・パート社員
 ・派遣社員
 ・ アルバイト

「おてつだいネットワークス」ではさらにその次に『おてつだい』という働き方を設けました。

 働き手“ワーカー”として、今日少し時間があり、その間働きたいけれど、ずっと拘束されるのは嫌だなあという場合があったとしましょう。「おてつだいネットワークス」に登録し、今夜は“ヒマあり”としておけば、今夜人手を探しているお仕事の情報がどんどん自分のケータイに入ってきます。

遠くて行けない仕事の情報も入ってきて、うっとうしいだけなんじゃないのという心配は無用です。その場所から行ける範囲のワーカーにしかメールは送られません。ここで“ワーカー”位置情報が効いてくるわけです。ワーカーは気に入ったものがあれば、ケータイで応募します。採用・不採用もケータイに送られてくる。採用になれば、その時間にその現地に行って仕事を“おてつだい”するわけです。

 2時間、3時間といった細切れの労働力を“ケータイの位置情報”という技術で人手不足で困っているお店や会社と結びつけたのがこのサービスです。

 長期間拘束されたくないフリーター、学生、主婦にとってはこんなわがままをきいてくれるシステムは他にはありません。会社員が週末のアルバイトをしたりするのに使っていたりすることもあるようです。

現在約6万人のワーカーや依頼者が“おてつだい”情報をやりとしていて、1日1000名ほどのペースで増加しているのだそうです。このシステムは特許も取得しており、他の追従を許さず会員は増加中です。

 依頼者のメリットは?

 仕事の“おてつだい”を頼む立場からみればどうでしょうか?1件のおてつだいの依頼に対して平均4名もの応募があり、しかも最初の応募が来るまでの平均時間はなんと8、9分。ケータイならではの驚異的なスピードです。求人雑誌ですと申し込んでから応募まで最低でも2週間ぐらいはかかるでしょう。応募者の中からいいなあと思う人を選んで採用のメールを送れば人材の手配が完了します。

 でも、ケータイメールでの応募のやりとりでは応募者と面接ができないじゃないですか?と砂川社長にお聞きしたところ、持っているスキルなど分かりやすく表示してありますし、ワーカーへの会社からの評価が累積していき、その結果を見られるので大丈夫ですよとのこと。これまでの“おてつだい”でこのワーカーがどれぐらいの評価をもらったのかが分かるのです。これはいいですね。

だいたい、人材の充足率が80%といわれる飲食業やコンビニで、正式な面接方法も勉強してない店長が行う面接に意味がありますか?と。そりゃそうか。

 利用料金はワーカーが採用できたら支払う成功報酬型の従量プランもあるし、定額のプランもあります。一人のアルバイトを雇うために求人誌に支払う金額に比較すれば、これはものすごい価格破壊です。

 さらに、そのワーカーがよくやってくれて、継続してアルバイトをやって欲しい場合は、追加料金なしで直接交渉OK。つまり中抜きOKということです。派遣社員を正規社員として採用する場合、けっこう高い紹介料をとられますよね。ここでも価格破壊です。

まだまだある位置情報 × ○○○

 「おてつだいネットワークス」はソフトバンクのホワイト学割との提携も決定し、これからますます会員増加が加速していく模様です。

今回は“ケータイの位置情報”と“働くということ(WORK)”を掛け合わせた「おてつだいネットワークス」の話ばかりでしたが、株式会社ロケーションバリューではまだまだ掛け算は増えていきます。

 ・位置情報×働き・・・おてつだいネットワークス
 ・位置情報×食事→?
 ・位置情報×遊び→?
 ・位置情報×教育→?
 ・位置情報×買い物→?
 ・位置情報×旅行→?

 食事、遊び、教育、買い物、旅行などとケータイの位置情報を活用したサービスをこれからどんどん発信していきますよ、と砂川社長。

次はどんなサービスかなあ?想像するだけでも楽しみな株式会社ロケーションバリューでした。