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vol.10 マンション無料相談会 相談事例のご紹介

マンション無料相談会 相談事例のご紹介10
※実際の相談内容を基に再構成しています。

相談内容1
  築49年の複合型マンションに住んでいる。管理組合として計画的な修繕を行っていないが、各居住者がそれぞれリフォーム工事をしている。
 ①長期修繕計画も管理会社主導で作成し、管理組合は主体的、計画的に活動していない、理事長も長期間交代していない。
 ②以前に直上階の住戸の配管から漏水があった。現在水漏れはしていないが修理をしたとの話を聞いていない。

 当マンションは、上階の床下(下階の天井裏)に給水管が通っているが、管理規約に共用部分と専有部分の区分が明記されていない。1年前に水漏れした配管の点検をしたいと申し入れたが、上階の居住者が入室を拒絶したため配管の点検も工事もできていない状況である。事故から1年になるので、いつまた漏水が起こるか不安であり、早急に工事したいがどうしたら良いか。

回答
 ①管理組合が存在し理事長もいるものの、管理実務を管理会社に丸投げという、築年数が経ったマンションにしばしば見受けられるケースです。このままの状態を放置すれば、事態はどんどん悪くなります。管理規約に共用部分と専有部分の区分けが無いままでは、手の打ちようもありません。まともな管理会社ならば規約改正を管理組合に提案するはずです。マンションの管理の適正化の推進に関する法律に定められた管理会社としての登録をしていない可能性もあります。

 ②排水管の点検や工事を早急にしなければなりませんが、マンションは「団体の自治」の原則があり、規約の定めが重要です。回り道のように思われるかもしれませんが規約改正をはじめ、場合により管理会社を変更することも含め、適正な管理をしていくことが結果的に事態解決の早道になります。

 そのために(公財)まちみらい千代田の「まちづくりアドバイザー派遣制度」の活用を検討されてはいかがでしょうか。この制度は建替え等だけでなくマンションの修繕や維持管理についても、専門のアドバイザーの派遣を受けることができます。
 1回2時間まで、同一年度内6回まで。同一事業では最長3年間まで支援を受けることができますので、築年数が経過し様々な課題を抱えるマンションの問題解決に役立つことが多いはずです。

【問合せ】住宅まちづくりグループ 03-3233-3223(直通)