vol.14 マンション総合相談会 相談事例のご紹介
マンション総合相談会 相談事例のご紹介14
※実際の相談内容を基に再構成しています。
相談内容1
「管理会社への委託費が高い」という意見が多いので、コンサルタントに適正な管理委託額を算定してもらい、管理会社と交渉しようと思う。管理会社の対応次第では委託先を変更するかもしれない。今後のマンション管理を左右する大きな問題なので、コンサルタント選びを慎重にしたい。どのような点に注意したら良いか。
回答
「管理委託費が妥当な金額かどうか?」、「現在の管理会社に業務を任せ続けてもいいのか?」は、管理組合運営だけでなく、マンションの資産価値も左右する問題です。
コンサルタントを選ぶ場合のポイントは、何といっても信用や実績です。複数のコンサルタント候補を選び、業務経歴の提出を求め、実際に業務を委託した管理組合の理事長等の話を聞くことをお勧めします。ただし、直近の事例ではなく、委託後3年程度経過したマンションが良いでしょう。何故ならば、管理の良し悪しは、ある程度時間が経過してわかることが多いからです。3年程度たって、「あの時の判断は正しかった」という答えが返ってくるようであれば、まず大丈夫でしょう。
注意したいのは、コンサルタントの報酬の決め方です。「委託費の削減額の何%を成功報酬とする」というような決め方では、報酬目当てに無理な削減をしないとも限りません。
管理会社のサービス内容と価格については、自分たちのマンションが求めるサービス内容について、管理組合の内部でじっくり話し合うことが必要です。
【問合せ】住宅まちづくりグループ 03-3233-3223(直通)