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vol.1 マンション無料相談会 相談事例のご紹介

マンション無料相談会 相談事例のご紹介
※実際の相談内容を基に再構成しています

相談内容1
 自主管理の管理組合で、一人で長期間理事長として、ワンマンで組合運営をしてきた。
 今回の総会で前理事が全員辞任し、新しいメンバーが理事会で選任された。
 前理事長から預金通帳、通帳印、理事長印、管理室の鍵をはじめ何ら引き継ぎがされていない。
 何度も申し入れをしたが引き伸ばされ、既に3週間が経過している。
 前理事会の業務執行には不透明なところがあるため、理事の総入れ替えを総会で決めた経緯がある。
 通帳、印鑑等の引き継ぎを行う方法を知りたい。

回答
 総会等で正規の手続きを経て選任された理事会に、前任者が引き継ぎを行うのは当然のことです。
 全組合員に経緯を知らせるとともに、前理事長等に速やかに引き継ぎをするように申し入れる必要があります。
 それでも引き継ぎを拒否する場合は、銀行に総会議事録、理事会議事録を示して、
 新たに銀行印を登録することができます。
 法的手段を取ることも可能ですが、マンション内のことだけに出来るだけ円満に処理をするべきでしょう。
 組合員に状況を正確に伝えて、新理事会の方針に理解を求める努力が必要です。

相談内容2
 築10年の30戸のマンションだが、組合員が居住しているのは3戸だけで、他は賃貸している。
 今回役員になり全戸のうち半数近くが管理費を滞納、滞納額は350 万円近くになっていることが判明した。
 督促をしても回収できる見込みがあるのは半分以下だという。
 管理組合の役員も外部に住む者が多いため、これまで実際に活動をしているのが理事長と監事だけだった。
 管理会社も変更し、すでに3社目だが、真剣に業務に取り組んでいるようには思えない。どうすれば良いか?

回答
 外部オーナーが多く実際に管理組合のために働いている役員が少ないこともあり、
 管理会社が督促業務等を適切に実施していないことが考えられます。
 管理費の滞納者に管理会社が早期に対応していれば、これほどの金額にならなかったのではないでしょうか。
 管理会社は現在で3社目とのことですが、組合役員と管理会社の担当者との間で信頼感が乏しく、
 意思疎通が欠けていたことにも要因があると考えられます。
 先ずは、管理会社とよく話し合い、担当者を督励して滞納者への取り立てを強化することが必要であると考えます。
 もちろん管理会社に改善の意思が見えなければ、再度の管理会社変更も検討する必要があるでしょう。

【問合せ】住宅まちづくりグループ 03-3233-3223(直通)