管理組合と自治会の違いは?《分譲マンションのQ&A:Vol.3》
管理組合は区分所有法で定められた区分所有者全員で構成する団体ですが、自治会は居住者各自の判断で加入する任意団体です。
管理組合は共用部分(共有の資産)の維持・管理が主な目的であるのに対して、自治会は地域の住民が生活の向上のためにつくる自治組織で会員の親睦を深めることが大きな役割です。そのため、区分所有者は必ず管理組合員となりますが、自治会は自主的な組織ですから、加入を強制されるものではありません。
また逆に、分譲マンションの賃借人は区分所有者ではないので、管理組合員となることはできませんが、同じ住宅の居住者として自治会に加入することはできます。
なお、一つの組織で管理組合が自治会としての機能を併せ持つこともあり得ますが、その際でも自治会費とマンションの維持・管理にかかる費用はきちんと区別する必要があります。詳しくは、マンション標準管理規約(国土交通省編)をご覧ください。
まちみらいニュースvol25(2007.4.20)掲載