防犯対策について教えてください(2)《分譲マンションのQ&A:Vol.13》
前号でもお話したとおり、千代田区の侵入窃盗犯罪数はここ数年増加傾向にあります。被害を未然に防ぐためには、マンション居住者の皆さんが協力して防犯対策を実行していくことが必要です。
防犯対策は、「設備面での対策」と「日常生活での対策」に分かれます。前回は、設備面での対策を紹介しましたが、今回は「日常生活での防犯対策」を紹介します。
(2)日常生活での防犯対策
•外出時でも、明かりをつけましょう。留守であることを知られないために、タイマーなどで照明を自動点灯させるとよいでしょう
•短時間でもドアの施錠(ゴミ捨てなどの短時間でも必ずドアの施錠をしましょう)
•共用部分の整理(ゴミ置き場・自転車置き場など、共用部分はルールを守って整然としておくことによって、死角を無くすことができます)
•マンション内でのコミュニケーションを活発に(マンション内での挨拶は防犯意識を高めると同時に、不審者対策になります)
•不審者や不審車両など、異変に気づいたら管理組合に届ける(不審情報を管理組合に集め共有化することによって、犯罪を未然に防ぐことができます)
このように、各マンションであき巣被害・不審者侵入被害にあわないために日頃の生活の中でできる防犯対策はいろいろあります。
侵入窃盗犯が最も警戒するのは「ご近所の目」です。犯行をあきらめさせ被害を未然に防ぐためには、居住者一人ひとりが警戒意識を持ち、侵入犯に狙われないマンション管理を心がけることが必要です。
被害にあわないためにも、防犯マニュアルの作成、防犯に関する情報の収集・提供などを管理組合を中心として行っていくことが有効です。まずは、手軽にできる防犯対策からはじめましょう。
まちみらいニュースvol35(2008.2.20)掲載