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10年を目途にカゴ内部、扉のグレードアップ(エレベーター2)

エレベーターの種類は大きく分けてロープ式と油圧式があります。
屋上のエレベーター機械室からシャフト(立坑)が下に伸び、シャフトの中にエレベーターのカゴが収納されて上下に昇降します。一般的にはロープ式が多く、油圧式は5階程度の建物で使われています。

エレベーターは比較的故障や事故が少ないとされ、エレベーター自体が原因で事故が起きるのはまれのようです。
エレベーターの安全性は建築基準法で決められ、年1回の法定点検が義務づけられています。
そして、月1~2回の保守点検については日本工業規格の「昇降機検査標準」に基づき行われます。

毎日多くの人に使われるので、機械的な傷みより、汚れや傷でおよそ10年を目途にカゴ内部、扉の模様替え等のグレードアップをします。機械部品はやはり10年から12、3年あたりから故障が出始め、ロープの巻き上げ機の解体修理を行います。20年近くなるとケーブルも傷み始めます。

ですから設置されて20年頃が耐用年数の目途、ひとくぐりとなります。この後、10年ぐらいは保守・点検して30年が取替え時期といわれます。日頃の使い方、保守・点検次第で寿命は短くもなり、長くもなるようですが、30年は十分もつようです。

このエレベーターのメンテナンスは意外と経費がかかるのですが、なんといっても安全性に関るので、手を抜けません。