長く入居してもらうために
テナントさんに長くいてもらうには、やはりテナントさんの不満を解消してあげることではないでしょうか?値引きに勝るサービスは無いとは思いますが、家賃の値下げはビル経営だけではなく、どのような業種にとってもきついところだと思います。
家賃の値下げ以外のサービスというか、テナントさんの要望を聞いてあげてはどうでしょうか?私の知り合いのところ(貸事務所ですが)では、“電気代・ガス代をオーナーもち”というところもあります。それはちょっと行き過ぎかなとも思いますが、知り合いのところは築25年以上のちょっと古いビルなんです。しかも5階建てですがエレベーターがありません。
となると、家賃も安くしなければテナントさんが入居してくれないようです。
うちも、ビルを建てるときにエレベーターを付けるか、無くすか迷ったみたいですが結局エレベーターをつけました。エレベーターを付けると、どうしてもその分スペースをとってしまいますから、広く貸したいオーナーさんにとっては悩みどころです。しかも、まえに書きましたが、エレベーターの維持・点検にも結構お金がかかりますし・・・。
テナントさんにいろいろと聞き、老朽化してきたところは多少お金がかかったとしても、先々を考え投資のつもりで補修・改善していくべきではないかと思います。共用部分の掃除なども必須でしょう。ほったらかしにしておくと加速度的に汚れていきますから・・・。
昔、自分でビルの内階段のワックスを剥がし、あらたにワックスをきれいに塗る作業をしたことがありました。業者の人に言わせると、安いワックスには蝋が入っているので月に1度ワックスを塗り替えなければ、剥がしにくくなるといっていました。
実際やってみるとその通りでした。2~3ヶ月ほったらかしにしておいたワックスは本当に剥がしにくかったです。結構強力な剥離剤を使ったのですが100%きれいに剥がすことはできませんでした。蝋はきれいに剥がれずに、手の皮が少し剥がれていました。
現在では、ワックスをかけるのは止めて汚れたところはきれいにふき取るようにしました。毎日掃除すればそんなには汚れませんし、逆にワックスをかけない方がいいのではないかとも思ってしまいます。そのうちまた自分でワックスをかけてみようかとも思ってはいますが・・・・。