まちサポ CHALANGE

JR神田駅高架下で創業60年、地域に愛され続ける『神田珈琲園』の再生

(神田珈琲園)

普請部門

地域のまちづくりに貢献する点

「神田珈琲園」は、神田駅高架下にて1957年に創業。以来、心を込めた自家焙煎で美味しいコーヒーを提供することだけでなく、お客さまひとりひとりとのコミュニケーションを大切にし、店舗内の一部を展示スペースとして貸し出したり地域交流の場としても提供してきた。
前項の通り、神田駅周辺では、JR高架の耐震補強工事に伴い、高架下で地域住民や通勤者など多くの人々に長年愛された馴染みある店舗が次々と閉店あるいは移転をした。その中で、創業60年となる「神田珈琲園」も退去を迫られたが、オーナーがこの地で店舗を継続したいと粘り強く交渉を続け、現在の建物は解体せざるを得ないが、高架の耐震補強工事が行われた後に新たな店舗を再建して営業できることとなった。
地域内外に常連客やファンが多く、閉店前の店内の壁に残された数多くのメッセージからも、一日も早い再開が望まれている。店長やスタッフ、地域の方々の想いを引き継ぎ再生していくために、新しい店舗の設計や工事方法、その後の運営方法などを神田地域でまちづくりに取り組むNPOとしまち研と連携して実施していきたい。

活動内容

1)新しい店舗の全体設計の方針(現段階)
・既存のお店の雰囲気に愛着を持っているお客さんが多い。
→ 外観や内装の雰囲気を検討する。
→ 家具は、原則として既存の物(イス・テーブルなど)
をできるだけ再利用する。
・焙煎機(お店の顔)を置くスペースを検討する。
・展示スペース(主に壁)を設ける。
従前はデザイナーやアーティストのギャラリーとして
も活用。なるべく多様に対応できるよう検討する。
☆お客さまから寄せられたメッセージも読み込んで、どの
ように反映していけるか検討していきたい。
2)ワークショップで一緒に新しいお店をつくる
・一般の方でも可能な部分は、ワークショップ方式で地域の
方やお客さんに参加していただき共同で作業をしていただ
く機会を検討する。(例;壁塗りや床貼り、家具の清掃など)
・できればクラウドファンディングのようなしくみを活用し
て、「神田珈琲園」ファンの皆さんに支援していただける
方法を検討・実行したい。
3)広報の取り組み
・これらの取り組みの経過をしっかり記録し、「神田珈琲園」
やとしまち研のホームページやSNS、メールマガジン、
地域関係の各種メディアも活用して情報交流ネットワークを
構築する。
・オープン後、展示企画の第一弾として紹介し普及活動を行う。
☆閉店前に寄せ集められた「メッセージ」ほんの一部です。

助成グループについて

助成グループ神田珈琲園

代表者氏名八戸 建 (ハチノヘ ケン)

連絡先担当者「神田珈琲園」再生プロジェクトチーム事務局(連絡担当:関)

連絡先E-mailinfo@tmk-web.com