千代田まちづくりサポート

応募について

神田暮らし探検隊

子供のまち体験を通じた地域資源の発掘・共有と20年後の担い手づくり

一般部門

地域のまちづくりに貢献する点

昨年度対象地の神田多町二丁目を中心とする千代田小学校校区において、子どもの活動を切り口としてまち全体の主体に働きかけることで、近い将来や遠い将来に向けた担い手の育成 を目指します。

(1)小学生を中心とした子ども:模型制作など、手を動かしながら地域資源を身体的に体験する機会を設けることで、地元愛やまちへの帰属意識を緩やかに高め、次世代の地域の担い手育成につなげます。

(2)子を持つ親世代:活動への同伴や家庭での会話などを通じ、子どもを媒介として親世代が活動に関わることにより、新規住民を中心とする親世代がまちを知り、地域と関わるきっかけを生みます。

(3)旧来住民など、(1)(2)以外の住民:ツアーなど通年の活動を地元住民の参加や協働の場とすることで、人を含む地域の豊かな資源を伝え、つながりを生み出します。また展覧会では、子どもの体験活動による成果物やつながりを全て資源として再解釈した上で地域へと示すことで、壁の向こうにいたマンション住民の暮らしや実態を見えるようにし、新旧住民間など地域の交流のきっかけを生み出します。

活動内容

主として子ども世代の地域理解・地域愛の醸成を目指し、下に挙げる1~4の活動を通じて、地域を身体的に体験するプログラムを実施し、地域資源を発掘・共有していきます。

1.神田暮らし調査:アプローチの対象に対する理解を深めるため、千代田小学校校区の範囲で、老舗などの地域資源やマンション住民の暮らしの実態を、ヒアリング等を通じて調査します。

2.まち体験ツアー:地域資源を噛み砕きながら、まちを身体的に体験するツアーを行います。地域住民の協力を得て、染物体験やお菓子づくりなど、五感を使った体験を盛り込みます。

3.ツアーまとめ成果物作成:ツアーで学んだことを踏まえ、発表用の成果物を子どもたちで作ることでツアー内容の理解を深めます。模型やスケッチ、新聞など、好きな形式を選び、手を動かしながら町を身体的に深く体験できるようにします。

4.展覧会の開催:3.で完成した成果物や調査結果等を、新たな地域資源としてパッケージ化し、まちで展示します。来場者がツアーの内容を追体験し、情報を相互に共有できる場作りを行います。

5.活動紹介冊子の制作:一年間の活動内容や子どもによる作品、暮らし調査の結果を盛り込んだ冊子を制作し、配布します。活動に参加しなかった世帯や旧来住民に、地域資源や新たな動きを伝え、新旧住民間などの交流のきっかけとします。