千代田まちづくりサポート

神田藍の会

神田を藍(愛)でいっぱいに ~Ai Love Kanda~

一般部門

地域のまちづくりに貢献する点

●藍を栽培することで、
・近隣の人と「今日の藍はどう?」と日常会話のきっかけになる
・栽培の成功や失敗を通して自ら工夫し主体的に関わると同時に、街中の環境を学び合う
・植物を育てることによる市民の心身の健康

●イベントや講座など「藍が結び目」となることで、
・町会・自治会の活性化、つながりの再構築化、あたらしいネットワーク
・生涯学習(歴史文化、体験、街歩きなど)の場が増える(人生が豊かになる)

●街の課題を共有する。防災、緑化、清掃など人の顔がみえることで対話のきっかけとなる

活動内容

神田はかつて神田紺屋町があったように藍と緑の深いまちであるが、現在街はビルに囲まれ、人の顔が見えづらいとともに、新旧住民・多世代の交流、街の緑化、防災など課題は多い。また、神田は歴史・文化の奥深い土地でもある。藍という植物を育てることで、コロナ渦の心身のストレスを軽減するだけでなく、自宅と街で1年かけて栽培することで、子どもから高齢者まで学び、育て、楽しむと同時に、日常会話やイベントで顔をあわせるきっかけにする。藍が人と人、人と街、人と歴史文化を結び合わせる。

2022年度活動内容(千代田まちづくりサポート大賞受賞)

町会のお祭りで栽培キットを配付したほか、栽培メンバーが地域活動に誘ってくれることで、新しい仲間の参画や、地域や企業での藍染体験会など、たくさんの方と交流することができました。
五十稲荷神社の暖簾作成や御朱印帳の製作、コンサートで配布する神田藍土産の作成など、メンバーが主体的に関係づくりに動いたことで、多様なアイデアが生まれました。
また、オンラインでの栽培情報交流サイトも開設し、他地域の藍の栽培者とも情報交換を行いました。

2023年度活動内容(千代田まちづくりサポート大賞受賞)

春の種蒔き、初夏の里子苗配布、夏の刈取りと染め体験、秋の花と冬のタネ取り、そして次の年へという自然のサイクルを体感しながら各メンバーが楽しみ、主体的に活動できた。夏の水やりなど苦労もあるが、アイデアを出し合い毎月の定例会にて共有。デジタルを活用し、交流しながら議事録や連絡等の事務量を軽減。
地元の方の案内による街パス、街の方からの紹介での交流、徳島との交流等、栽培にとどまらない活動を多く実施。特にかがやきプラザ様での活動がスタートし、新たな交流が広がると思われる。
また、今後の自律した活動継続のため、企業コラボや製品化、寄付・会費などついてもメンバー間で対話しながら方向性を検討している。