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平成30年度 第11回千代田ビジネス大賞 表彰式開催報告

産業まちづくり事業

平成30年度 第11回千代田ビジネス大賞 表彰式開催報告

平成31年2月6日(水)、ちよだプラットフォームスクウェアにて、第11回千代田ビジネス大賞の表彰式が開催されました。
30社の企業から応募があり、厳正な審査により、大賞1社、千代田区長賞1社、東京商工会議所千代田支部会長賞1社、東京中小企業家同友会千代田支部長賞1社、優秀賞1社、特別賞3社が表彰され、賞状と記念品が贈られました。

受賞企業は下記のとおりです。

大 賞(1社)  鈴木治作株式会社
千代田区長賞(1社) 株式会社ゲネシス コンマース
東京商工会議所千代田支部会長賞
(1社)
株式会社ユニフォームネット
東京中小企業家同友会千代田支部長賞
(1社)
 株式会社タイム
優秀賞(1社) 株式会社ケアシステムズ
特別賞(3社) 一般社団法人ビーンズ
FTI JAPAN株式会社
スケーラブルシステムズ株式会社

受賞企業評価ポイント

【大 賞】

鈴木治作株式会社 HP(http://www.suzuki-jisaku.co.jp

● 受賞企業紹介

~ステンレス製バルブのパイオニア~

鈴木治作株式会社 代表取締役社長 鈴木 謙三

   鈴木治作株式会社は、大正11年に神田富山町で鋼材・鋼板・浴場部品の販売業として創業しました。以来、90余年にわたり現本社所在地の岩本町(旧町名:東紺屋町)で営業を継続してまいりました。工業系流体制御機器の専門商社として確固たる基盤を築いたのは、昭和36年より取り組んだ、耐食性素材として注目されつつあったステンレス鋼配管機器の販売でした。高性能な代替品で、高価であり、当時の業界ではメジャーでない製品であったため、やや高めのリスクがありましたが、結果としては、「ステンレスバルブと言えば鈴木治作」と言われるまでになり、大きな評価をいただきました。            

 近時、大手化学プラント会社は、人員不足並びに安全確保のために、バルブ等配管の自動化を推進していますが、バルブ等機器の納期の長期化が大きなネックとなっています。

 当社は、専門商社の業態にもかかわらず、プラント会社等の納期短縮の要望に応じるために、有効在庫の充実、自動弁組立工場の拡充と技術の革新、禁油処理設備の社内併設等を戦略的に行い、営業基盤の改革を積極的に実施しました。結果として、大手ユーザの期待に応えることができ、大きな成果を生み出せました。また、半世紀にわたる流体制御のノウハウを持った企業として、プラント施設等の安全性や生産性の向上を目的とした提案を精力的に行うこと等で、社会に大きな貢献をしてきました。

 当社は3年後の2022年に創立100周年を迎えます。

 化学プラント工場のような大規模生産設備の自動化並びに効率的かつ迅速な設備メンティナンスは、社会生産性の観点から、より重要度を増しています。

 今後の当社の課題は、「流れをコントロールするエキスパート」として、創業以来培ってきた技能の有効活用は言うまでもなく、お客様の多種多様な要望に対して多面的なベスト・ソリューションを準備・提供することで社会全体の効率化を図り、社会の発展に寄与することと考えています。

お問い合わせ先
03-3862-4731

企業紹介記事掲載まちみらいニュース
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2019/04/news_no169.pdf

● 評価ポイント

  1. 配管業でいち早くステンレス製品の優位性に着目し、昭和36年に販売を始め、顧客に必要となる商品を予測して在庫を所有し、自動弁の内製化、禁油処理設備の所有など、顧客に価値あるサービスの提供を行い、工業系配管機材の卸問屋として、確固たる地位を築いている
  2. 業歴の長さと信頼関係の構築により、既存顧客層を確保し、メーカー認定工場をもつほどの信頼の高い加工技術力を有している
  3. 企業と共に最適な配管設計を行う機会が増え、90年以上にわたり蓄積された流体制御技術の経験とノウハウを活かし、プラント等施設の安全性や生産性について提案するなど、専門商社の領域を超え配管業のパイオニアとしての地位を確立している

 

【千代田区長賞】

株式会社ゲネシスコンマース HP(http://www.gcs-tokyo.co.jp

● 受賞企業紹介

~世界最先端のデジタル映像鮮明化装置の技術~

 株式会社ゲネシスコンマース 代表取締役社長 安斎 誉彦

 株式会社ゲネシスコンマースは、画像・映像の鮮明化や解析、強固な暗号化データ通信・保存などセキュリティ関連製品・システムを取り扱う会社です。また今年4月で創立20周年を迎え、節目の年にこのような素晴らしい賞をいただきましたことを心より感謝いたします。

 今回の受賞で高く評価いただきましたリアルタイムデジタル映像鮮明化技術は、東日本大震災の報道番組において30キロ圏外からの原発映像の鮮明化に採用され、テレビ画面の「映像を鮮明化しています」というテロップを驚きをもってご覧になられた方も多いと伺っています。

 この鮮明化技術は継続的に研究開発・機能追加を行っており、例えば、かすんだ色を本来の色に再現できるディヘイズ機能の追加は、お客様より「購入の決め手になりました」とのお言葉を頂戴するなど、防災や防犯の各分野でご好評いただいています。

 またデータ暗号化を応用した製品・システムでは、情報漏洩抑止やサイバー攻撃からの情報保護等のセキュリティ対策として、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催準備等も含め、お問い合わせを多くいただいています。

 これらの事業を通し安心安全な社会に貢献することで、地域のさらなる発展に寄与できますよう、経営者・社員一同、この受賞を励みに今後も精進して参ります。

お問い合わせ先
03-6205-7268

企業紹介記事掲載まちみらいニュース
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2019/05/news_no170.pdf

● 評価ポイント

  1. 2011年、各社の映像解析技術がアナログに留まっている中、世界初のリアルタイム映像鮮明化装置を導入し、東日本大震災による福島第一原発爆発時の定点カメラ映像を鮮明化技術でクリアにし、テレビ映像での配信を可能にした
  2. 第二世代のディヘイズ技術を実現し、第三世代映像のデジタルノイズ軽減技術の製品化も行い、防衛省、警察庁などの防犯カメラの画像を鮮明化し、国防、防犯の一助となり安全・安心に貢献している
  3. 2020年東京2020オリンピック・パラリンピック開催、2025年大阪万博開催により益々、セキュリティー対策が重要になり、多方面から更なる技術開発が期待されており、防衛省、警察庁、都道府県警察本部などの官公庁、大手企業が顧客であることなど、市場では大手企業と競合しないニッチな市場を取り込んでいる

 

【東京商工会議所千代田支部会長賞】

株式会社ユニフォームネット HP(http://www.uniform-net.jp

● 受賞企業紹介

~ユニフォーム業界の伝道師~

 株式会社ユニフォームネット 代表取締役社長 荒川 広志

  株式会社企業用ユニフォームネットは、ユニフォームの卸売会社として1975年に福島県郡山市で創業しました。東京に本社を構え10年という節目の年にこのような賞をいただき、光栄であるとともに、ようやく東京の会社として千代田区に根づけたのではと感じています。

  2006年の東京進出以降、リーマンショックによる業績の悪化や東日本大震災、福島原発事故などの困難にも全社挙げて立ち向かい、何とか難局を乗り越えることができました。

  そして、2012年3月に35歳で2代目社長として事業承継をし、新しいユニフォームネットを創るためにさまざまなことに取り組んできました。

   弊社では営業社員がお客様の元に足を運び、ニーズに合わせた最適なユニフォームを提案するという創業時から変わらない営業スタイルを貫きながらも、一部の優秀な人だけができる営業手法ではなく、「誰でもできる科学的な営業」を目指しています。営業支援システム(SFA)の導入や、社員の実績やお客様の声を「見える化」するなど社内改革を進めることで、社長就任以来7年連続過去最高売上高を更新中です。

 私たちのミッションは、企業が抱える「差別化ができない」「効率が上がらない」「人材が育たない」といった課題をユニフォームで解決することです。日本の中小企業を応援し豊かな地域社会を実現するため、社員にも、お客様にも「信頼感」+「期待感」を持っていただけるような会社であり続けたいと思います。

お問い合わせ先
03-5207-3191

企業紹介記事掲載まちみらいニュース
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2019/05/news_no170.pdf

● 評価ポイント

  1. 事業承継の成功事例として講演活動の傍ら、リーマンショック後に積み上がったデットストックの処理や震災等の多くの苦難を乗り越え、ドミナント方式で販売エリアを拡大し、SFA・WBSによる営業方式等の社内改革に取り組み、事業計画を浸透させ3期連続の黒字を達成している
  2. 業界でタブーとなっていた、各メーカー商品をセレクトしたオリジナルカタログの導入や導入企業紹介冊子を自社制作し、文化としての制服の素晴らしさを効果的にアピールしている
  3. 東京都内、千代田区での交流を通じたネットワークも確実に広がっており、先代からの思い入れがある、神田を中心とした千代田区における今後の発展が期待できる企業である

 

【東京中小企業家同友会千代田支部長賞】

株式会社タイム HP(http://www.time21.co.jp

● 受賞企業紹介

~人材育成重視の技術者集団~

株式会社タイム 代表取締役 高木 道郎

   株式会社タイムは情報サービス業としてソフトウェアの製造販売以外に、化粧品の製造販売や、児童の安否確認サービスなど多分野において事業を展開しています。わが社にとって最も大切なのは人材です。新入社員を採用育成し、社員を成長させることで会社は継続し発展していきます。

  近年、日本社会は深刻な人材不足に陥っています。採用ができたとしてもさまざまなトラブルが発生し、その対応に追われる日々。この課題に対し、私ども株式会社タイムでは、会社設立から40年の間の苦労と経験を生かした社員教育制度を構築し、対応してきました。このたびは、この社員教育制度を評価していただき、すばらしい賞を受賞することができました。これを励みに今後も社会で活躍できる社員を育成し、より良いサービスや仕組みを提供していきます。

 社員教育の成果として、社員一人一人の技術と意識が向上し、2018年8月には特許(特許第6386624号)を取得しました。この特許をこれから商品化し、新しいビジネスを立ち上げていきます。そしてすでにご利用いただいている子どもの安心・安全をサポートするサービスや介護者のマッチングサービスにつきましてはさらに充実させていきます。

 これまでのノウハウをIT化し、悩みを抱える多くの企業様の問題解決のお手伝いも行います。その中心となるのは、弊社の教育制度で育った夢と希望とやる気に満ちあふれた「社員=家族」になります。

お問い合わせ先
03-3257-1665

企業紹介記事掲載まちみらいニュース
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2019/06/news_no171.pdf

● 評価ポイント

  1. ITに興味をもつ新卒者を採用し、一定の時間をかけリーダークラスが若手を育てるメンター制度を設けており、内定した学生には、月に2日程度のプログラミングのインターシップも行っている
  2. 35年の事業実績をもつシステム開発会社であり、受託開発の売上が多いものの、長年にわたって培った技術力を生かし独自システムの開発にも力を入れており、新製品「メカニカル錠前システム」は特許を取得し、技術力が高く評価されている
  3. 「登下校見守りサービス」、「連絡網サービス」は、外部企業との連携で販売を行い、採用実績のある大学とは、学生の推薦・インターシップの受け入れ等、外部連携にも力を入れている

 

【優秀賞】

株式会社ケアシステムズ HP(https://www.care-systems.jp

● 受賞企業紹介

~第三者評価のパイオニア~

株式会社ケアシステムズ CEO 和田 俊一

 株式会社ケアシステムズは2005年に設立し、東京都内の福祉サービス中心に、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県においても評価機関として認証され、日本全国にとどまらず海外からも福祉サービス評価を受託し、対人援助サービス業の第三者評価を中心とした事業展開をしています。

 今回このような賞を受賞することができ、大変ありがたく、心より深謝申し上げます。受賞したことにより、当社の世界が広がり、大きな自信につながりました。

 第三者評価は監査や調査とは違い、福祉サービス施設が力を入れている点や職員が頑張っている点を踏まえ、より良いサービスを提供するためにはどのような課題があるのか施設運営者、職員そして利用者の三者が認識し理解するものです。第三者評価を毎年実施することにより施設運営者、職員の意識改革にもつながります。評価者の養成にも力を入れ、評価者のバックアップ研修、フォローアップ研修など第三者評価の実施を進めている組織や関係機関との連携を積極的に進め、最新情報の提供、実施に向けたソリューションの提供を進めています。

 2025年には国民の3人に1人が65歳以上になり、5人に1人が75歳以上となる人類史上初の超高齢社会を迎えます。すべての答えは現場にあるという考え方に基づき「2025年問題」に潜む課題、解決策を模索し、第三者評価を有効な手段として発信していきます。

お問い合わせ先
03-3511-5035

企業紹介記事掲載まちみらいニュース
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2019/06/news_no171.pdf

● 評価ポイント

  1. 第三者評価の評価項目は国、都道府県が定めており、自社が差別化することは不可能だが、評価項目細部にわたる見直し・改善要求を提出し、評価品質の向上に寄与している。評価件数は全国2位、高齢福祉部門の評価件数は1位となっており、この実績から各自治体や福祉事業者から高い評価と信頼を得ている
  2. 外部調査員を取りまとめ、品質のコントロールが行き届いている。調査員の資格要件は厳しく、新たな人材確保が難しい中、経験値の高い調査員を育成し確保している
  3. 最近は、台湾の評価事業始動時のシンポジウムに招かれ講演を行うなど第三者評価機関のパイオニアとして地位を確立している

 

【特別賞】

一般社団法人ビーンズ HP(https://sgroasters.jp

● 受賞企業紹介

~障がい者就労継続支援B型の新星~

代表理事 坂野 拓海

  一般社団法人ビーンズは、障がい者の自立を支援する福祉作業所(就労継続支援B型)など5つの施設を運営する非営利法人です。2018年7月に千代田区の支援を受け、障がいのある方がコーヒー豆の焙煎訓練を受けて働く福祉作業所「ソーシャルグッドロースターズ千代田」を神田錦町にオープンしました。
 
  私たちの焙煎所の最大の特徴は、販売商品の利益がすべて、働く障がい者の給与や、生豆の生産者に還元されるウェルフェアトレードの仕組みを導入していることです。全国の福祉作業所で働く障がい者の全国平均月額給与が平均1万5千円という現 状の中、10万円を目標に掲げ、品質向上に取り組んでいます。

  福祉作業所であっても高品質を追求しているため、焙煎機にはオランダ製GIESENという最新機種を導入し、虫食いや割れなど欠点のある豆を障がい者スタッフが丁寧に取り除く手間を加え高品質な商品づくりを行っています。2018年にはSCAJ主催ローストマスターズ大会で当施設焙煎士の所属するチームが日本一の栄冠を手にしました。
 
  目標は、こうした環境で障がい者スタッフが成長することですが、今後は、カフェや一般企業への就職につなげることも目指しています。
 
  私たちのような若い企業が名誉ある賞を受賞できたのも、千代田区の福祉が発展することへの期待からと感じています。受賞を励みに、数年後には「流石は千代田区の施設」と評価される実績を作れるよう、職員一同、全力を尽くしてまいります。

お問い合わせ先
03-6811-0895

企業紹介記事掲載まちみらいニュース
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2019/07/news_no172.pdf

● 評価ポイント

  1. B型事業所の運営は障がい者の就労支援を推進し、工賃向上が求められる難しい事業ですが、全国平均の倍程度の高い工賃水準を設定し、障がい者の就労と自立を支援している
  2. 福祉事業所では珍しい本格的な焙煎施設とカフェを併設し、焙煎や接客の仕事を学んでもらい自立に向けてのトレーニングを行っており、障がい者の忙しさの限界を考慮し、営業時間も18時までとし、障がい者への負担に対し配慮がなされている
  3. 利益は、全て社会に還元されるウェルフェアトレードの仕組みを導入し、焙煎所で働く障がい者、開発途上国の生豆生産者の給与に還元している

 

【特別賞】

FTI JAPAN 株式会社 HP(https://ftijapan.co.jp

● 受賞企業紹介

~キハダマグロで日本とインドネシアを継ぐ~

代表取締役 鳴海 健太朗

  FTI JAPAN株式会社は、インドネシア産の生鮮マグロを日本に輸出し、独自ブランドで販売する取り組みを行っています。また、弊社の強みは、インドネシア国営水産会社PT.Perikanan Nusantara(Perinus)とのパートナーシップにより、マグロの漁獲、加工から、日本への空輸、販売に至るまでのサプライチェーンを一貫して手がけていることです。「天然・生・無添加」の高品質マグロを日本の食卓に届けることを事業の目的としています。

  インドネシアは豊富な漁業資源を有していますが、漁業技術、加工技術、品質管理体制、輸送インフラなどが未発達のため、弊社がPerinusとの協業を通じて、マグロの調達、ロインへの加工を行っています。良質なマグロをお届けするために衛生管理も徹底しており、HACCPに基づいた作業工程を理解し、実践できるようになってきています。

  一方、販売先となる日本国内では、インドネシア産マグロのブランド化に取り組んでいます。一般消費者に広く認知されているとは言えないのが現状のため、マグロが豊富な島々という意味を込めて「MAGURONESIA」のロゴをつけた生産マグロの流通を始め、インドネシアという産地を前面に出して、インドネシア産マグロの品質をアピールしています。

  このような産地とマーケット双方における取り組みを両輪として、マグロの付加価値が最大化され、現地漁業関係者が正当な利益を得ることができ、SDGsについても事業を通じて積極的に取り組んでいます。

お問い合わせ先
03-6260-9647

企業紹介記事掲載まちみらいニュース
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2019/07/news_no172.pdf

● 評価ポイント

  1. キハダマグロの専門商社として、魚種を絞り調達先を確保し、品質基準やフェアトレードをてこにしたブランディングは、戦略性が高く、同業種では40数年ぶりとなる上場を目指している
  2. 日本向け品質確保のため、インドネシアの各漁港で全体の10%~20%を選別し、日本の技術を移転したバリ工場で2次加工を行い60%まで磨きをかけ、漁獲高の10%程度のみが日本に空輸される。残りの食用部分は現地及び中国で消費され無駄がない
  3. ペリヌス・インドネシア地方部の零細漁民と提携しビジネスを成立させ、水揚げ漁港及びバリで、HACCP適合の品質検査を実施し日本に出荷している。また、品質検査画像判定用AIプログラムを導入し更なる品質の向上に力を入れている

 

【特別賞】

スケーラブルシステムズ株式会社 HP(https://www.sstc.co.jp

● 受賞企業紹介

~システム開発のプロフェッショナル~

代表取締役 戸室  隆彦

 スケーラブルシステムズ株式会社は、お客様のニーズがあるにもかかわらず、商品の供給・提供がなかった市場に対応する製品ソリューションを2005年の会社創立から提供しています。

  「この世界に完璧なシステムは存在しないのだから、隙間やゆがみはどうしても生じる」という想いで、独自の高度な技術・知識、常識にとらわれない柔軟さを活用した製品ソリューションと技術コンサルテーションに取り組んでいます。

   ビジネスに不可欠なリソースに、お客様にとって最適な価値を加えて提供する「Value Added Technology Distributor」として付加価値の高い製品の販売を目標にしています。付加価値の根幹は「ユニークな技術と技術革新」によって得られると考えています。

  最新のサーバプラットフォームをベースとするクラスタシステムや、そのリソースを動的に統合することを可能とする新しいクラウドシステムの提案、高速処理が要求されるアプリケーションの実行プラットフォームとしてオーバークロックをサポートするワークステーションとサーバ製品、スケールアウトNAS製品など常に新しい技術を取り入れた製品ラインを用意しています。
 
  会社設立以来、豊富な構築実績と導入事例を持つことができました。今後も、製品ソリューションと技術コンサルテーションで皆さんのお役に立つことができるようにという、強い想いを持って日々の業務にまい進していく所存です。
 
お問い合わせ先
03-5875-4718

企業紹介記事掲載まちみらいニュース
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2019/08/news_no173.pdf

● 評価ポイント

  1. 海外メーカーのサーバー製品を企業側の依頼に合わせて調整を行い、国内企業に販売するモデルは、大手企業が参入しにくいニッチなものであり、大手IT企業からも依頼がある。また、中期的な経営も考えながら経営革新計画の策定や「ものづくり補助金」などの採択を受けながら事業を行っている
  2. 提供しているサーバー製品は、一般的なサーバー製品仕様を大きく上回り、情報処理の効率化と高速化が可能な革新的なものである
  3. 顧客は、大手企業・国立大学・研究機関が主で営業は行わず、紹介やリピートとなり、大手IT企業を通じて販売する体制も構築され、技術力が代替えできないものと高く評価されている