令和3年度　第13回千代田ビジネス大賞表彰企業報告

令和3年度　第13回千代田ビジネス大賞　表彰企業報告

今年度は、新型コロナウィスル感染拡大防止のため表彰式は中止いたしましたが、令和4年3月3日(木)に授与を行いました。
35社の企業から応募があり、厳正な審査により、優秀賞2社、特別賞3社が表彰されました。

受賞企業は下記のとおりです。

優秀賞（2社）	株式会社D＆I 株式会社ライトストーン
特別賞（3社）	Tanaakk株式会社有限会社ボンズ企画株式会社ユニモト

株式会社D＆I　HP(https://d-and-i.jp/）

評価ポイント

自社で独自開発したサービス「エンカク」は障害者がテレワークで働くという画期的な考え方と仕組みで障害者雇用で問題となる通勤・人との関係構築・周囲の無理解などの問題がクリアできるシステムであること。
障害者在宅雇用支援「エンカク」は、テレワークの導入から採用支援、入社後は専属のトレーナーがテレワーカーの研修と就業サポートを実施し、「エンカククラウド」による勤怠・体調・生産性管理までこれまでにない一貫したサービスを提供していること。
事業スタート時から、「誰もが挑戦できる社会をつくる」を会社使命とし、社員全員が使命としてとらえ、障害者雇用が義務から戦力へと改革していること。

株式会社ライトストーン　HP(https://www.lightstone.co.jp/）

評価ポイント

科学技術分野に特化した輸入ソフトウェアを顧客の要望に合わせてカスタマイズや新規開発し、時にはソフトウェアの翻訳を行い日本の研究開発に携わる技術者や研究者の下支えとなっていること。
導入後、顧客向けにソフトウェアの有効活用等のテーマでセミナーの実施や、技術的問い合せへの社内体制をつくり、販売するだけでなくきめ細やかな技術サポートを確立していること。
創業から25年超、科学技術ソフトウェアというニッチな分野で確実に顧客を捉え、長きにわたり信頼を勝ち得ていること。

Ｔａｎａａｋｋ株式会社　HP(https://www.tanaakk.co.jp/）

評価ポイント

日本での認知度が低いソフトウェア・アプリケーションを海外から輸入し、システムに組み込み、本来は長期にわたり高価格となる事業再構築等のコンサルティングを低価格にて提供していること。
Tanaakk株式会社は管理部責任者が弁護士であり、法律事務所を開設していることから、コンサルティング契約期間中の法律問題にも対処できる優位性があること。
日本では言葉の壁等で活躍できない外国人エンジニア（ベトナム、フィリピン、ミャンマー等）を積極的に採用し、育成にも力を入れダイバーシティの実現に寄与していること。

有限会社ボンズ企画　HP(https://www.bonds.ne.jp/）

評価ポイント

印刷、SP広告が事業のメインであったが10数年前に社員の発案から始めた「グリーン電子化ソリューション」事業は、文字通り紙資料の電子化事業で紙印刷業が構造的不況にある中現在は本業となるまで成長していること。
電子データ化の顧客は大手企業・大学・省庁と多岐にわたり、依頼内容も劣化が進んだものから重要文化財級の資料までに対応し、リピート依頼に繋がっていること。
紙資料の電子データ化はテレワークの定着で共有可能なデータ化のニーズは高く、紙資源の削減、100％再生資源とするなど本業がSDGsと一体となっていること。

株式会社ユニモト　HP(https://unimoto.jp/）

評価ポイント

VR（バーチャルリアリティー）の視界と音の聞こえ方の表現まで意識して作成している360VRバーチャルツアー「ぐるりVR」は関連特許を3件取得するなど革新性があること。
コロナ禍において企業の工場見学やオフィス見学ツアーが実施できない中、VRを利用したサービスを提供し、社会貢献していること。
近隣の大学や専門学校へ求人を出し、新卒採用から人を育て、個の職人ではなくチームとして育成して組織の強化を戦略的に行っていること。