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「明日は我が身」地震対策はできていますか?

 令和6年の元日、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。家屋の倒壊や津波で多くの死傷者が出たほか、水道や電気などライフラインの停止が長期化し、大きな影響が出ました。

 災害が起こったとき、まずは自分の身を自分で守る「自助」が大切です。千代田区は全域が地区内残留地区に指定されており、自宅で安全を確保できるのであれば「在宅避難」をすることとなっています(注釈1)

 地震による建物の損壊を免れたとしても、備蓄や家具の転倒防止など、備えが不十分では在宅避難が難しくなります。特にマンションの高層階では、エレベーターが停止した場合に大きな影響を受けるため、多めに備蓄をしておくなどの対策が必要です。

 まちみらい千代田では、マンションにお住まいの方向けに冊子「防災マニュアル(注釈2)」を作成し、防災アドバイザー派遣や災害用資器材等購入費助成など、各種支援制度でマンション防災に取り組む管理組合を支援しています。管理組合を中心としたマンション内での「協助(注釈3)」は、これらを活用して対策を進めましょう。

地域の特性に違いがあるとはいえ、被災地で起こっていることは決してひと事ではありません。「明日は我が身」と思って地震対策を見直してみてください。

(注釈1)自宅で安全を確保できない場合は、地震ごとに指定された避難所に避難してください。
(注釈2)令和6年3月ごろに一部改訂を予定しています。
(注釈3)千代田区地域防災計画等では、「共助」ではなく「協助」という理念を示しています。