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マンションよ・も・や・ま・話【第4回】「マンションと省エネ」

マンションよ・も・や・ま・話
【第4回】「マンションと省エネ」
マンション管理士 飯田 勝啓

 家庭で省エネに取り組まれている方も多いことでしょう。今注目されているLED照明をはじめ、エアコン、冷蔵庫など、様々な省エネ家電製品がラインアップされています。では管理組合ではどうでしょう。省エネは、なかなか進んでいないのが実情ではないでしょうか。

 管理組合の省エネと言えば、まずLED照明が挙げられます。エントランスや廊下、階段、外灯などは常時点灯されることが多いので省エネ効果は大きくなります。LED照明の電気使用量は白熱球に比べて5分の1、蛍光灯比でも2分の1と優れています。加えて寿命も蛍光灯比4倍、白熱灯比ではなんと40倍も長いため、交換コストの削減にも繋がります。したがって管理組合の取り組みは共用部分のLED化が最も身近な事例と言えます。ただ館内照明を一斉にLED化すると、まとまった費用がかかるので、一度に全部を変えないで電球が切れた箇所から順次交換していく方法もあります。

 省エネは照明ばかりではありません。エレベーター、給水ポンプ、機械式駐車場のモーターなど動力系の分野でも省エネが可能です。例えばエレベーターを従来型のリレー方式から最新のインバータ式に更新することで電気使用量の60%削減。水道水をいったん受水槽に貯水する方式から直接水道本管に直結する増圧直結方式にすることで電気使用量の50%削減。屋上防水工事についても太陽光を反射する遮熱塗料を使用すると館内の温度が下がり、省エネ効果があると言われています。

 このように管理組合が大規模修繕工事として取り組むことで、結果的に省エネにつながることになります。また千代田区の「新エネ・省エネ機器等導入助成制度」では、既存マンション共用部分の「LED照明」化や「外壁・窓等の断熱対策」などで助成があるので、活用されるのがよいでしょう。

 管理組合の管理費支出の中で、最も大きな割合を占めるのは管理会社への管理委託費ですが、それに次ぐ割合を占めるのが電気代です。マンションで省エネを進めることはそのまま、管理費の削減に直結します。この機会にあなたのマンションでも省エネを考えてみませんか?

◆次回は、【第5回】「管理組合員としての心得」です。