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マンションよ・も・や・ま・話【第20回】「管理組合を推進する女性パワー」

マンションよ・も・や・ま・話
【第20回
】「管理組合を推進する女性パワー」
マンション管理士 鈴木 信一

 先日、アドバイザーとして参加したマンションで、困難な課題にも前向きに取り組む女性パワーに触れました。そのマンションは、建物と住人の「二つの老い」が進んだマンションで、「修繕積立金を3 倍ほど値上げしたが、耐震診断の結果や大規模修繕の修繕費を考えると未だ不足しており、今後のアドバイスが欲しい」という依頼でした。まずは長期修繕計画も無い場当たり的な運営を「長期計画を作成し、それに基づいて修繕積立金の額を決定すること」と組合運営の適正化を図るようにアドバイスしました。

 マンションの再生は、修繕・改修、建て替え、敷地売却と3 つ考えられ、再生方法によって資金計画に差が生じます。まずは修繕・改修の維持継続で修繕積立金を再値上げする事と同時に、マンションの将来に向けての勉強会を開催する事が重要です。

 理事会は男性3 名と女性4 名で構成されていますが、男性理事さん達は、「資金不足は深刻で日常の修繕もままならず、修繕計画は現状では考えられない」と後ろ向きであることが見て取れました。これに対し、女性役員からは「マンションの課題が明確になったのだから、先送りせず、出来る事から行動しましょう。」「先ずは修繕積立金の値上げとマンション再生の勉強会を開催して、改善策を考えましょう。」と前向きな発言が次々と出されました。

 この理事会で終始会議のリーダーシップを取っていたのは女性役員達でした。昨今、管理組合の存在が大きく感じられます。女性ならではの生活者目線やきめ細やかさ、解るまで調べる探究心や行動力には圧倒されるものがあります。
  

  次回は、【第21回】「熊本地震から学ぶマンション防災」です。