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【第27回】「管理組合の心づかい」

マンション管理士 村澤優子

 高齢化により、マンションでは、さまざまな新しい問題が発生しています。
なかでも、居住者や区分所有者の高齢にともなう判断力の低下や、認知症などによるトラブルには、対処が難しいものがあります。日常生活を共にしている家族でも気づかないうちに症状が進んでいることもあるくらいですから、尚更です。
最近急増している外国の方も、習慣の違いからのトラブルが増えています。このような場合の対応は、プライバシーに関わることがあるため難しい場合も多々あります。

トラブルを少しでも防ぐために管理組合でできることはあるでしょうか?
まずは、その方達が抱えている困難に対する理解が必要でしょう。
例えば高齢者の場合は、高齢になると、表情筋が硬くなるため、一見無表情で怖い顔をしているように見える。目が悪いため、活字が普通に読めない。耳が遠くて相手の話が理解できない。等々。
管理組合で、相手の状況を理解できていれば、トラブルを未然に防ぐことが可能で、万一トラブルになっても、円滑に解決する事も可能でしょう。少しの思いやりが、住みよいマンションをつくります。
 

 マンションの管理に関しては、千代田区のマンシ施策総合窓口 まちみらい千代田にお問い合わせください。

問合せ

  住宅まちづくりグループ  3233―3223

次回は、【第28回】「外部専門家活用」の考え方 です。