国土交通省がマンション政策の意見を募集しています(※平成22年8月で募集は終了しています)《マンション管理 最近の動向vol.3》
国土交通省がマンション政策の意見を募集しています(※平成22年8月で募集は終了しています)
国土交通省報道発表資料(平成22年7月29日)
国土交通省は現在、適切な維持管理や計画的な修繕及び改修、建替え等の分譲マンション政策について検討を進めています。一方、このような問題が、国民生活の基盤である居住に直接関係することであるため、次のテーマについて広く国民から意見を募集しています。
- 1:分譲マンションの計画的な維持修繕の促進策
- 2:分譲マンションの適正な維持管理活動の維持方策
- 3:老朽マンションの大規模改修・建替えの円滑化のための方策
意見を募集する背景には、様々な価値観を持ち居住についての意識が違う区分所有者の考え方がなかなか一致しないこと、建物や設備について区分所有者だけでは専門技術的な判断が難しいこと、そして分譲マンションを適切に維持管理するうえでの問題点が表面化してきたことなどがあります。今まで問題があると言われながらも、曖昧にされてきたことについて、国民の意見を聞き解決策を考えようということでしょう。
意見の募集期間は平成22年8月31日(火)までのようです。募集についての詳細は国土交通省のホームページを参照してください。
【参考ホームページ】国土交通省
http://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000048.html
コミュニティのセーフティネットが設立されました
マンションコミュニティ研究会設立
(2010年)7月17日、マンション管理センター主席研究員である廣田信子さんを中心に設立されたマンションコミュニティ研究会の設立記念フォーラムが開催されました。研究会の中心メンバーはほとんどが女性。とかく疎遠になりがちで、居住者同士が言葉を交わす機会も少ないマンション生活の中、緩やかなヒトとヒトのつながりを育てるため、カードで気持ちを伝える運動を広めるのが当面の目標です。例えば、「一人暮らしの高齢者に『気にかけていますよ』という気持ちをカードで伝え、困ったときには相談相手になるなど、マンションの中の小さなセーフティネットをつくりたいです。」と廣田さん。
フォーラムには日本マンション管理組合連合会、高層住宅管理業協会など立場や意見の異なるマンション関係者が多数集まりました。『無縁社会』という言葉に象徴されるコミュニティの状況は多くのマンションでも見受けられます。それだけに難しい理屈は抜きにして、なんとかしたいという想いを持つ人も増えています。あなたのマンションでは、どんな方法をお考えですか?
マンション通信ちよだmini第3号(2010.8月発行)掲載
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千代田区マンション理事長連絡会
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