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マンション管理 最近の動向
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学生マンション併設で街を活性化 神田淡路町の再開発ビルが竣工《マンション管理 最近の動向vol.31》

マンション管理士 飯田太郎 氏

学生マンション併設で街を活性化
神田淡路町の再開発ビルが竣工

 神田淡路町で若者を街に呼び込むコミュニティづくりの実験がはじまります。淡路小学校跡地などに建設される再開発ビルの一部を学生マンションとし、地域活動への参加を条件に、相場と比べて2~3割安い家賃で入居することができます。入居する学生は防災訓練への参加が必須で、祭り、運動会、年末の「火の用心」の夜警の一つを選択します。このほかフリーペーパー発行、美化活動、広場のイベントなどに参加、ポイント制で評価する活動実績がマンションに住み続けるための条件になります。
  約70人の希望者の中から選ばれた入居者36人の志望動機として多いのが「神田祭りのみこしを担ぎたい」こと。神田淡路町は明治8年に開校した小学校も移転・統合せざるをえないほど人口が急減。1985年に900人以上いた住民は2013年には約450人に半減して、みこしの担ぎ手を集めるのに苦慮してきました。学生の住民が増えることで、地域の元気が戻ってくると関係者は期待しています。2013年4月19日、20日に竣工イベントとして、NPO法人神田学会主催『ようこそ神田へ新旧住民と在勤者の絆を求めて』というイベントがおこなわれます。
  ※イベントの詳細は以下に掲載されています。
http://www.kandagakkai.org/oshirase/oshirase.php?id=000466

5割が耐震診断を実施 
特定緊急輸送道路沿道のマンション 

 東京都によると、『特定緊急輸送道路沿道』に立地する旧耐震基準の分譲マンションにおける耐震診断の実施率が約5割に達しました。
  平成23年4月に施行された『特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化推進条例』により、沿道に立地する旧耐震の建築物は平成27年3月までに、診断費用の全額を都が負担して、耐震診断を実施することが義務づけられています。
  対象となる建築物約5,000棟のうち、分譲マンションは約700棟ですが、このうち約5割が耐震診断を実施中または実施済みだといいます。この中で耐震性能が不十分と判定されたものは8割程度あるようです。
  東京都は間もなく迎える総会シーズンに合わせ、耐震診断の実施にむけて管理組合への周知活動に力を入れていく方針です。

 

マンションサポートちよだmini第31号(2013.3月発行)掲載
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