広がる高齢居住者向け見守りサービス 契約方法や実施方法も多様に《マンション管理 最近の動向vol.35》
広がる高齢居住者向け見守りサービス
契約方法や実施方法も多様に
高齢居住者の孤独死の増加などが心配されるため、管理会社でも見守りサービスを重視するようになっています。
ダイワサービスが2013年7月から始めた「シニアサポートサービス」は①電話による毎週1回の定期連絡、②管理組合からのお知らせ等の対面手渡し、③毎月2回の水道メーター確認、④部屋内の管球類交換の4つのサービスを希望者に無償で実施しています。
このサービスは特定の居住者を対象にしていますが、高齢居住者の事故を防止することで管理組合の負担軽減にもなります。管理組合総会の決議を経て管理委託契約を一部改定すれば実施することができます。
また、ダイワードが2013年4月から実施している「安心・安全・見守りサービス」は、メール通信機能を内蔵したセキュリティ端末を住戸内に設置し、異常等があると登録してあるアドレス宛てに緊急通知の電子メールが届く仕組みです。
在宅しているにもかかわらず、一定時間人感センサーに反応がない場合にもメールが送られます。
このサービスは、各居住者との個別契約で、契約期間は5年、料金は月額1500円~2000円程度です。
仙台市も、防災マニュアル作成支援事業を開始
年5回を目安に専門家を派遣
千代田区が昨年から実施しているマンション防災アドバイザー派遣制度と同様な事業を、仙台市が7月から始めました。「仙台市マンション防災マニュアル作成支援専門家派遣事業」で、防災マニュアルの作成に加えて、杜の都防災力向上マンション認定制度、防災活動の手法や手続き、防災活動に関する住民間の合意形成等の相談にも応じます。
相談時間の目安は1回2時間、派遣回数は5回までで、管理組合や住民団体の負担はありません。派遣申込みの受付は市役所で、専門家を派遣するのは宮城県マンション管理士会と東北マンション管理組合連合会です。
マンションサポートちよだmini第47号(2013.7月発行)掲載
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千代田区マンション理事長連絡会
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