耐震性不足のマンションの一括売却が可能に 12月24日、改正マンション建替え円滑化法施行《マンション管理 最近の動向vol.52》
耐震性不足のマンションの一括売却が可能に
12月24日、改正マンション建替え円滑化法施行
12月24日、改正マンション建替え円滑化法が施行されました。この法律により耐震性不足の認定を受けたマンションの建物と敷地の売却を、区分所有者の5分の4以上の賛成で決議できることになりました。耐震性不足の認定を受けたマンションを建替える場合、新たに建築されるマンションの敷地が一定の面積以上(千代田区の場合、第1種・第2種住居地域500 ㎡以上、商業地域300 ㎡以上)で、市街地環境の整備・改善に資するものについては容積率制限が緩和されます。また、マンションの敷地を売却する場合は、代替住居の提供やあっせんなどの有無を明確にすることや、買い受ける企業等が買受計画を作成し、認定を受けるといった規定も設けられています。
千代田区では耐震性に不安のある旧耐震マンションが全体の3割近くを占めているだけに、新たな制度の誕生でマンションの再生に弾みがつくことが期待されています。
ポータルサイト「マンションのWa」が1月14日始動
マンション管理業協会の「マンションライフ総合支援キャンペーン」
(一社)マンション管理業協会は、平成27年からマンションライフを豊かにする居住者や管理組合の様々な工夫や活動を応援する「マンションライフ総合支援キャンペーン」を実施することになり、その一環として、より良い管理やコミュニティ活動等を紹介するポータルサイト「マンションのWa」を立上げ1月14日から始動すると発表しました。
マンションストックが600万戸を超え1,500万人が居住、マンション居住者やコミュニティの動向が地域社会に影響を与えるなかで、管理組合や居住者によるマンションライフを豊かにするための工夫や活動も増えています。これらの取り組みを広く紹介する「マンションのWa」をつくることで、関係者の情報共有と活動の発展に役立てることがねらいです。管理組合や居住者からマンション生活で遭遇した感動的な体験や管理・コミュニティの重要性を示す体験談「マンションいい話」を募集し、顕彰するコンテストの実施も予定しています。マンション居住者が8割を占める千代田区ならではの「マンションいい話」を積極的に発掘し、応募されたらいかがでしょう。
マンションサポートちよだmini第52号(2014.12月発行)掲載
(PDFでお読みになりたい方はこちら)
千代田区マンション理事長連絡会
マンションサポートちよだmini(旧:マンション通信ちよだmini)はマンション理事長連絡会の会員に送付している情報紙です。マンション理事長連絡会に入会いただきますと、最新号をお送りいたします。