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都心のオフィス空室率、8年ぶり低水準 千代田区は空室率3.27%、平均募集賃料(3.3㎡)19,732円《マンション管理 最近の動向vol.72》

マンション管理士 飯田太郎 氏

都心のオフィス空室率、8年ぶり低水準 
千代田区は空室率3.27%、平均募集賃料(3.3㎡)19,732円

  オフィス仲介の大手、三鬼商事によると、7月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)オフィスビルの空室率は3.94%です。4%台を下回ったのは2008 年8月以来で、11年8月ぶりの低水準です。平均募集賃料は3.3 平方メートル1万8271円。前月と比べて92 円高くなり31カ月連続して上昇しました。
業績が好調な企業を中心として移転や拡張の需要が好調で、新築や築年数が浅いビルを中心に需要が堅調に推移しています。千代田区の空室率は他地区からの拡張移転があり、大型の解約がなかったことから前月から0.1%低下し3.27%でした。空室率が最も低かったのは渋谷区で2.45%、次いで新宿区の2.98%です。中央区は2.64%、港区は5.56%でした。

首都圏のマンション発売戸数は7年ぶりの低水準
販売価格も低下、市場の流れが変わる兆しも

  不動産経済研究所が発表した首都圏の7月のマンション発売戸数は前年同月比30.7%減の3317 戸、8カ月連続で前年同月を下回りました。7月としては3230戸だった2009年以来7年ぶりに低い水準です。
7月の平均販売価格は前年同月と比べ1戸あたり約297 万円下落。5月まで12カ月連続で上昇していた販売価格も6月から下落に転じています。建設費の上昇に天井感があることに加え、高額な物件の販売が一巡。特に株高や円安などが需要を支えてきた「億ション」は潮目が変わりつつあると日本経済新聞も分析しています。
なお、不動産専門の情報サービス会社である株式会社東京カンテイの調べでは、2015 年に東京都内で分譲された新築マンションの平均価格は、都民の平均年収の11.30 倍に相当しました。マンション価格と年収の開きが10 倍を超えたのは2 年連続で、14 年と比べて0.69 ポイントの拡大でした。

問い合わせ

(公財)まちみらい千代田 住宅まちづくりグループ
TEL 03-3233-3223

マンションサポートちよだmini第70号(2016.8月発行)掲載
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